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「ドーナッツがたい焼き」 |
1月某日。
新宿に話題のドーナッツ屋がオープンしたとの噂を聞きつけ、会社の同僚と行ってみた。
できてから、少ししかたってないので並んでるかもなー、なんて思いながら近づいてみる。
あらら。こりゃ無理。
並んでるというか、長蛇の列。
ディズニーランドの乗り物待ちかと思うくらい。
警備員さんまで配置され、ものものしい感じにやられてしまった。
このドーナッツ屋さんはアメリカから上陸して、まだ新宿にしかないらしい。
(参考 クリスピー・クリーム・ドーナッツ http://www.krispykreme.jp/)
なにか噂によると、ふわふわな食感がたまらないとか。
購入済みの通り過ぎる人が持っているその店の袋には、およそドーナツとは思えないくらいの平たい大きな箱が入っている。
「・・・ピザか?!・・・」
それくらいの大きさである。
あとでわかったのだけど、ダース買い(12コセット買い)をする人が多いよう。
あんなに並ぶんだから、1コ買うだけでは損した感じになるかも。
でも、私たちはその長蛇の列に加わる気力もなく、帰路に着く。
そして地元の駅で、最近できたたい焼き屋さんのわずかな列に並んだ。
ここもいつも並んでいるのだが、ドーナッツ屋の比じゃない。
「うちらはこっちで充分ね!」
そんなことを言いながら同僚とたい焼きをパクリ。
あつあつおいしいたい焼きは、あんこではなくクリームをチョイス。
たい焼きって久々だけど、昔からあるのかな?
たい焼きは・・・
今川焼きと同種の食べ物。
1909年、東京麹町の「浪花家」(現在の浪花屋総本家)の神戸清次郎によって考案されたらしい。
(けっこう歴史があるよう。)
たい焼きの焼型には、1匹ずつ焼き上げる型(1本焼き)と複数匹を一度に焼き上げる型の2種類がある。
他の様々な菓子との競争により、手間がかかる前者の焼型の使用は減少を続けており、近い将来に消滅すると予測されている。
また、しっぽ(鯛の尾部)まで餡が入っているかどうか、また入っているべきか否かについて、かつて文学者を巻き込んだ「鯛焼き論争」があったそう。
その内容は・・・
「もともとしっぽは、指でつまんで食べるための持ち手であり、最後に捨ててしまうものだったので、餡は無いのが正式である。」
「甘い餡を食べた最後の口直しとするために、餡を入れるべきではない。」
「しっぽの先まで餡が入っていないと、損をしたような気がするので、入れるべきだ。」
「しっぽまで餡が入っていることで、値打ち感のアップなどの差別化が図れる。」
などなど。
また、上記に関連して、頭から食べるのが正統かしっぽから食べるのが正統かという議論も繰り広げられた。
(どちらでもおいしければ良いと思うけど。)
たかがたい焼き、されどたい焼き。
たい焼きだけのお店がオープンして維持されているということは、庶民のおやつ「たい焼き」はいまだに人気があるということなのでしょう。
その証拠に、皆さん。
「たい焼き」と聞くと食べたくなりませんか?
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