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「恐竜博」
ここ数年、夏休みを利用した大規模な恐竜博が行われている。
一恐竜ファンとしては、うれしい限りなのだが、問題はあまりの人の多さ。
写真撮影もままならない。
こんなに恐竜ファンがいるんだから、もっと恐竜専門の博物館があってもいいんじゃないかと思う。

初めて恐竜博に行ったのは、今から4年前の「世界最大の恐竜博2002」。
世界最大の恐竜を一目見ようと、幕張メッセを訪れた人は、50万人を超えたと記憶している。

世界最大の恐竜とは、
全長35メートル、推定体重42トンの "セイスモサウルス" だ。

セイスモとはギリシャ語で"地震"の意味。
あまりの巨体と、地震のように歩くイメージから、こう命名されたらしい。

出土した骨で恐竜骨格を作る場合、出土した骨が少ないものは、同類の恐竜を参考に骨を補完して組み立てる。
セイスモサウルスも背骨や肋骨などごく一部の骨しか見つかっておらず、
どう骨を補完するかで、30メートルから52メートルまで、いろいろなプランがあったようだ。

結局、紆余曲折の末、日本で初お目見えされたときの全長は、35メートル。
それでも、ビルディング並みの巨体だったことを今でもはっきり覚えている。

これだけの巨大な恐竜になると、とても後ろまでは目が届かないと思われる。
後ろから襲われたときなど、どう反応していたのだろうか?
最近の研究によれば、尻尾の部分にセンサーのような神経細胞があり、熱に反応して敵の存在をキャッチしていたらしい。
なるほど、これなら襲うほうも、迂闊には近づけないわけだ。

恐竜発掘は北米大陸からスタートし、中国やアフリカ、南米へと活動の拠点が拡大している。

中国では、羽毛恐竜が発掘され、
アフリカでは、顔が細長く魚を主食とした魚食恐竜が多数見つかり、
南米では、セイスモサウルスをもしのぐといわれ、全時代を通じて最大の陸上動物の可能性のある "アルゼンチノサウルス" が、世界デビューに向け、発掘が続けられている。

恐竜研究が進み、新たな恐竜が発見される限り、恐竜博はこれからも続くだろう。

そこで、ささやかな願望をひとつ。

恐竜博には、"どきどきナイトツアー" というイベントがある。
何のことはない、会場に1泊して舞台裏を見学したり、より近くで好きなだけ恐竜が見られるというだけのことなのだが、
「小学生とその保護者50組100名」
という非情な掟があるのです。

子供でもなければ、親でもない大人はシャットアウト。
でも、大人でも泊まりたい人もいるんですけど・・・

来年の恐竜博では、ぜひともこの非情なルールは撤廃してもらいたいものです。